【古河市 個別指導塾】寄り道もあり!
こんにちは、古河でプロが教える個別指導キャナラ進学セミナーの菅沼です。
今回は、「寄り道もあり!」のお話をします。
・寄り道もあり!
日本の場合、大学を卒業と同時に新卒で会社に入るというのが一般的です。
特に、エリートコースに乗った人は必ずと言っていいほどそのパーターンで進みます。
でも、まったく気にしないで生きてきたスタッフの話をしたいと思います。
彼は、開成⇒東大と絵にかいたエリートコースを歩んでいました。
あれは、春4月の初めでした。
あるスッタフが、「うちの塾でアルバイトしたい奴がいるのですが、どうしますか?」と言われ、「取りあえず面接するから、、」という感じで面接したところ、履歴書をみて「今年東大を卒業したの?」と思わず言ってしまいました。
彼曰く「将来は外国を飛び回る仕事をしたいのですが、その前にアメリカの大学院に行ったり世界中を旅したいです。」と言われ「面白そうだね」と言ってしまい、話をしているうちに意気投合しました。
そのころ、アメリカの大学と直でホームステイなどもしていた関係で親近感を抱いたものです。
翌日からスタッフとして塾で働き始めました。
聞くところによると自費での留学のため、私の塾と夜間のバイトもやりながらお金を貯めていきました。
彼は、頭がいいだけでなく行動派の1面があり高校時代は「柔道部」に所属し
大学は「ゴルフ部」でした。その彼は、僕がプライベートレッスンで「テニスを習っている」というと「教えてほしい」とのことで暇な時や午前中にテニスを一緒にしたものです。
教えるほどうまいわけではないのですが、まあ、そこそこ打てるので相手をしていました。
また、料理やピアノが得意でよくピアノの演奏会では「伴奏」をしていたようです。
彼の結婚式には「見事なピアノ演奏」で参加者は驚いていました。
とにかく「吸収する力」がある彼は、いろいろなことに挑戦しながら人生を楽しんでいました。
彼とは、食事に行ったり飲みに行ったり、旅行したりで人生を楽しく生きていましたので大学卒業⇒就職という一般的な生き方でない生き方をしている!人生に「寄り道もあり!」かなと思っていました。
塾では中3と高校生を担当してもらい大いに助けてもらいました。
アメリカ行きが迫った2か月前「取りあえず、君の後釜さがしてよ」というと
すぐ見つけてきてくれたのですが、今まで習っていた生徒は少し困った様子でした。
そこで、「海外と日本をインターネットでつないでレッスンできないか?」2人で模索しました。当時はスカイプもズームもない時代ですからこまっていたところ、「ノバ」の英会話をコマーシャルで見て「これ使えないかな?」と彼に提案
2人で仮説を立てました。
「ノバ」では、「銀河ネット」という会社の双方向の器具を使いテレビ電話みたいにしてレッスンをしていたので理論的には「うまくいくはず?」と考えていました。
実際「銀河ネット」に問い合わせたところ、「海外と日本ではやったことがないのでわかりません」とのこと。
時間もなかったのであまり深く考えず、機材を20万くらいで購入しました。
いつもそうですが、「なんとかなるだろ!」と考えアメリカに着いてすぐお互いに連絡を取り合いやってみたところ、たまに「フリーズ」してしまいました。
そこで、「少し高くてもいいから安い回線でない会社と契約しよう」思い付きで
やってみたところうまく繋がったのです。
おかげで当時の高校生たちは、テレビ電話でレッスンを受けられることになり
卒業するまで彼が責任をもって指導してくれました。
その上、彼は通常なら2年で卒業するところ、半年はアメリカで大学院に通い
半年は日本に帰ってきて塾を手伝いしてくれたため卒業が1年半くらい遅くなってしまいました。
彼には、本当に感謝しかありません。
その後、2年ほど世界中を旅行しながら塾のスタッフとして働き、
外国で仕事をする「外務官僚」になりました。
外務省に赴任しましたが、2年後キャリア官僚は留学できるそうで
エジプトでまたまた大学院に入り博士号を取得しました。
その後は、西アジアに赴任!古河に帰ってくると奥さんや子供を連れて、実家でなく塾にまず寄ってくれます。また、食事に行ったり飲みに行ったりと今でも親交は続いています。
彼は「寄り道?」をしながら楽しく人生を生きています。
日本では新卒で就職が普通ですが、海外では彼のような人は普通にいますしおおらかに生きている人がなんと多いことか!
日本でも最近は「働き方改革」ということが始まっていますが、生き方は人それぞれ!エリートコースを進むのもいいですが、少し回り道をしたことでいろいろな角度でもの事を考えたり、行動したり失敗したり、思いやりが持てたり人間力が身につくのではないでしょうか?
こんな官僚がたくさんいれば、この国も未来は明るいと思おうのですが、、、
とにかく、人間としての魅力ある男!がキャリア官僚として1人でもいることを
知っていただこうと思いお話ししました。
では、また、、
See you!